AXIORY はNDD取引を採用しているとあって、スプレッドは国内FXに比べると広くなっています。
同じNDDを採用している海外FX業者同士であれば、スプレッドは広いのでしょうか?狭いのでしょうか?
AXIORYはスキャルピングの制限を設けてない海外FX業者なので、スキャルピングトレーダーにとってスプレッドの広さは気になるところです。
今回はAXIORYのスプレッドの特徴や、口座ごとのスプレッドの違い、他の海外FX業者や国内FX業者と比較した場合のスプレッドについて解説します。
もくじ
AXIORYのスプレッドの特徴
AXIORYのスプレッドの狭さは、海外FX業者の中でもトップクラスと言われています。
スキャルピングに制限がなく、400倍のレバレッジが使えるため、“ハイレバレッジ×低スプレッド×スキャルピング”が実現できます。
AXIORYには、
- MT4スタンダード口座(STP口座)
- MT4ナノスプレッド口座(ECN口座)
- cTraderスタンダード口座(STP口座)
- cTraderナノスプレッド口座(ECN口座)
の4タイプの口座があります。
AXIORYのSTP口座のスプレッドの特徴
MT4スタンダード口座とcTraderスタンダード口座は、どちらもSTP口座と呼ばれる口座タイプです。
STP口座は、スプレッドがやや広い代わりに取引にかかる手数料がスプレッドのみです。
MT4は世界で広く使用されているプラットフォームですが、cTraderは一部の業者で対応しているプラットフォームです。
MT4口座とcTrader口座を比較した場合、cTraderの方が平均するとスプレッドは広めになります。
プラットフォームによってスプレッドの差が出るのは、プラットフォームの使用料の違いが関係しています。
NT4は無料で提供しているプラットフォームですが、cTraderはイニシャルコストがかかるため、その分のコストがスプレッドに上乗せされていると考えるのが自然です。
AXIORYのECN口座のスプレッドの特徴
ECN口座は、電子取引所を介して取引します。
電子取引市場ではトレーダー同士の買い注文と売り注文を提示し、海外FX業者が同じ価格の買い・売り注文をマッチングさせます。
価格をマッチングさせるだけなのでSTP口座に比べてスプレッドは低めですが、海外FX業者から電子取引所にアクセスする際に取引手数料が発生します。
MT4スタンダード口座とcTraderスタンダード口座のスプレッド比較
AXIORYのSTP口座のスプレッドについて以下の表にまとめています。
通貨ペア | MT4スタンダード口座 | スタンダード口座 |
USD/JPY | 1.2pips | 1.2pips |
EUR/USD | 1.3pips | 1.3pips |
EUR/JPY | 1.6pips | 1.4pips |
GBP/USD | 1.3pips | 1.7pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 2.1pips |
AUD/USD | 1.5pips | 1.6pips |
MT4スタンダード口座とcTraderスタンダード口座にはスプレッドの大きな違いはありません。
細かく見ると、GBP/JPYのようにMT4スタンダード口座のスプレッドが狭い通貨ペアもあれば、EUR/USDのようにcTraderスタンダード口座のスプレッドが狭い通貨ペアもあります。
全体的に見るとMT4スタンダード口座のスプレッドの方がやや狭めです。
上記に表示しているスプレッドは平均スプレッドになるため、市場が安定しているタイミングだとスプレッドはさらに狭くなる場合もあります。
AXIORYのスプレッドが広がる時間帯とタイミング
AXIORYは原則固定スプレッドを導入しているため、市場や相場の状況によってスプレッドが変化します。
原則固定スプレッドは、変動スプレッドと違って市場が安定している状況だと、スプレッドの変化はありません。
しかし、取引量が減ってレートの動きが大きくなる状況や、市場が混乱や取引量の増えすぎでレートの動きが大きくなると、連動する形でスプレッドも広がるのが一般的です。
AXIORYのスプレッドが特に広がりやすいのは、
- 早朝
- 窓空け
- 重要指標発表時
のタイミングになります。
ここでは、それぞれのタイミングの状況とスプレッドの広がり幅について解説します。
早朝
AXIORYのスプレッドが早朝に広がるのは、世界三大市場と呼ばれている“東京市場”、“ニューヨーク市場”、“ロンドン市場”の3つの市場が休場している時間と重なるためです。
これらの市場がどれかオープンしている時間帯であれば、取引量も安定してレートの動きも小さく、スプレッドに変動が見られません。
しかし、すべての市場がクローズしてしまう早朝は、取引量が減ってスプレッドが広がります。
窓空け
窓空けとは、休みに入る前の金曜に比べ、休み明けの月曜日の早朝にレートが大きく乖離する現象です。
チャートで見ると窓が空いたように見えるため、窓空けと言われています。
窓空けが起こると、窓を閉めるような形でレートが動きます。
窓開けを狙ったトレーダーも多く、取引量が増えるためスプレッドも広がります。
重要指標発表時
重要指標発表時も、レートが大きく動いてスプレッドが広がりやすいタイミングです。
重要指標はその国の経済活動の状況を表し、経済活動が活発なら通貨を買う流れが強まり、経済活動が低下しているなら通貨を売る流れが強まります。
レートの大きな動きを狙ってトレードする人もいれば、レートの大きな動きに備えて決済する人もいるなど、重要指標発表前後は市場が混乱しやすく、スプレッドも広がります。
早朝や窓空けに比べるとスプレッドの広がり方は大きくありません。
経済指標の結果は事前にある程度の予測ができることや、取引量が大きく減るわけではないからです。
ただし、経済指標発表の内容によっては、早朝や窓開けよりもスプレッドが広がる可能性もあるので注意しましょう。
AXIORYのスプレッドが狭い理由
AXIORYのスプレッドは海外FX業者の中で比べると狭い部類に入りますが、AXIORYのスプレッドが狭い理由の一つにボーナスの少なさがあります。
時期によってはキャンペーンでボーナスを提供している場合もありますが、常時開催しているボーナスはほとんどありません。
一般的に、海外FX業者は口座開設で5000円から2万円のボーナス、入金額20%~200%のボーナスなど、豪華なボーナスを提供しています。
AXIORYはボーナスにかかるコストを削減し、そのコストをスプレッドに回すことで狭いスプレッドを実現しているわけです。[/voice]
ボーナスを重視するトレーダーには物足りなさを感じるかもしれませんが、「十分な自己資金があってボーナスに頼らず、スプレッド重視で取引したい!」という人には良いでしょう。
まとめ
AXIORYは、全体的に狭いスプレッドでトレードできる業者です。
MT4以外にcTraderのプラットフォームが使えるのも特徴ですが、スプレッドだけで見るとMT4口座の方が狭くなっています。
より狭いスプレッドでトレードするなら、取引手数料がかかってもSTP口座よりECN口座の方がおすすめです。
スキャルピングに寛容的なスタンスを取っているので、低スプレッドを存分に活かした即効トレードができるでしょう。
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