FXで取引しやすい通貨として初心者にも人気があるのが“ユーロドル”通貨です。
世界ナンバー1の取引量を誇りレートの動きが安定しているため、数ある通貨ペアの中でもトップクラスの狭いスプレッドで提供されています。
日本人にとって馴染みがあるのは円が絡むクロス円の通貨ペアですが、ユーロドルは円が絡まないドルストレートの通貨ペアです。
ユーロドルは、FXをする上で最低限知っておきたい通貨ペアの1つでもあります。
そこで今回は、ユーロドルの特徴やスプレッドについて徹底解説していきます。
もくじ
ユーロドルのスプレッドの特徴
ユーロドルのスプレッドは、ドル円と同等かそれ以上に狭いスプレッドで提供されています。
ユーロドルのスプレッドが狭いのは、ドルは通貨取引量世界1位、ユーロは通貨取引量世界2位の通貨で、他の通貨ペアに比べて取引量が多いためです。
取引量が多いと1人あたりの取引が値動きに与える影響も小さくなることや、通貨の売買が成立しやすくなるため、レートの動きが安定してスプレッドも狭くなります。
ちなみに、円は通貨取引量世界3位の取引量ですが、日本人には馴染みの深い通貨であることや安定性が高い通貨であるため、ドル円とユーロドルのスプレッドはそこまで変わりません。
ユーロドルのスプレッドを比較
それでは、人気海外FX業者を10社厳選してユーロドルのスプレッドを比較していきましょう
海外FX業者が用意している口座タイプは、
- 取引手数料がかからないSTP口座
- 取引手数料がかかるECN口座
の2タイプです。
STP口座とECN口座のユーロドルのスプレッドを比較しますが、ECN口座に関しては取引手数料をpips変換して、スプレッドに取引手数料を加えた形で比較します。
【ユーロドルの平均スプレッド】
海外FX業者 | STP口座 | ECN口座 |
AXIORY | 1.2pips | 1.2pips |
TITANFX | 1.3pips | 1.3pips |
LANDFX | 1.4pips | 1.2pips |
MILTON MARKETS | 1.3pips | 1.1pips |
GEMFOREX | 1.5pips | 0.5pips |
XM | 1.5pips | 1.1pips |
HotForex | 1.7pips | 1.6pips |
FBS | 2.0pips | 1.1pips |
Traderstrust | 2.1pips | 1.3pips |
FXPro | 2.4pips | 1.3pips |
STP口座とECN口座のスプレッドを比較すると、取引手数料を加味してもECN口座の方が狭くなっています。
STP口座におけるユーロドルの最小スプレッドは1.2pipsで、ECN口座におけるユーロドルの最小スプレッドは0.3pipsです。
GEMFOREXのスプレッドが狭いのは、取引手数料がかからないためです。
【ユーロドルの特徴】
ユーロドルは世界シェアが23%で、取引量が一番多い通貨ペアです。
取引量が2位のドル円の世界シェアが17%、取引量が3位のポンドドルの世界シェアが9%であることを考えると、ユーロドルの重要度は他の通貨ペアに比べてかなり大きいと言えるでしょう。
ユーロはヨーロッパで発行されている通貨で、EUに加盟している多くの国で使用されています。
1999年に運用が始まった新しい通貨ですが、円を取り扱っている日本やドルを取り扱っているアメリカと違って、複数の国が取り扱っているのが特長です。
円なら日本の経済動向、ドルならアメリカの経済動向で経済状況の把握ができますが、ユーロはドイツ・フランス・イタリアなど主要国の経済動向が複雑に関係し合っています。
ユーロが生まれたのは、“ドルからのヨーロッパの自立”が理由として大きく、現にユーロはドルに次ぐ取引量で世界市場に大きな影響を与える通貨になりました。
「ヨーロッパ1つ1つの国で見るとアメリカの経済やドルには及ばないので、束になってかかればアメリカの経済やドルに張り合えるのでは!」というのが、ユーロやEUの根本的な考えです。
ユーロドルの値動きの歴史
ユーロドルは値動きが安定している通貨ですが、ユーロが1999年に導入された通貨ということもあり、他の通貨ペアに比べると歴史は長くありません。
以下にユーロドルの値動きの歴史をまとめています。
2002年~2007年 ユーロ圏のGDP上昇 | 1ユーロ0.9ドルから1ユーロ1.4ドルに上昇 |
2008年 サブプライム住宅ローンの破綻 | 1ユーロ1.6ドルから1ユーロ1.2ドルに下落 |
2010年 ユーロ圏負債危機 | 1ユーロ1.5ドルから1ユーロ1.2ドルに下落 |
2016年 EU離脱の国民投票 | 1ユーロ1.3ドルから1ユーロ1.1ドルに下落 |
ユーロドルの値動きはアメリカとEU諸国のイベントに大きな影響を受けやすくなっています。
サブプライム住宅ローンが破綻した際には、最初はユーロの需要が増えて価格が上昇しましたが、アメリカの不況の影響が派生して下落に転じています。
現在はアメリカの経済が強くなり、反対にEU諸国の政治や経済は不安定化しています。
1ユーロ1.1ドルから1ユーロ1.2ドルの間で推移していますが、EU諸国の状況によっては大きな値動きが今後発生するかもしれません。
ユーロドルのスプレッドが広がりやすい経済指標
変動スプレッドや原則固定スプレッドを導入している海外FX業者で取引する場合、経済指標発表前後にスプレッドが広がる場合があります。
特にスプレッドが広がりやすい経済指標は次の通りです。
経済指標 | 発表時期 |
米国雇用統計 | 毎月第1週の金曜日 |
FOMC政策金利発表 | 年間で計8回 |
GDP | 四半期ごと |
ISM製造業景況指数 | 毎月第1営業日 |
ドイツ・Ifo景況感指数 | 毎月下旬 |
英国・英中銀政策金利 | 年間で計8回 |
ユーロドルはアメリカの経済・EU諸国の経済動向に大きな影響を受けます。
その中でも、雇用統計・金利・景況感指数はレートの大きな動きにつながりやすく、連動する形でスプレッドが広がるケースも多くあります。
「経済指標発表でスプレッドがどれくらい広がるか?」については、そのときの経済状況や予想と結果によって大きく変わります。
経済指標発表の結果は事前に予想されており、予想通りの結果であればレートの動きも小さくスプレッドの広がり方も小さいです。
しかし、予想と大きく異なる結果が出るとスプレッドは大きく広がります。
ユーロドルの取引におすすめの海外FX業者GEMFOREX
ユーロドルの取引におすすめの海外FX業者はGEMFOREXです。
ユーロドルのスプレッドはSTP口座、ECN口座ともに業界トップクラスの狭さを誇ります。
さらに、
- 1000倍レバレッジ
- スキャルピング歓迎
- 約定率99%以上
- スリッページが少ない
- リクオートなし
など、「ハイレバレッジ×狭いスプレッド×スキャルピング×高い約定率」という絶好の取引条件で利益を増やすことができます。
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ユーロドルの取引ならGEMFOREXで口座開設をして始めてみてはいかがでしょうか。
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