FBSは、セントビンセント・グレナディーンに拠点を構え2009年に新規参入した海外FX業者の1つです。
プロモーションの種類の豊富さが魅力の業者で、豪華な賞品も用意されておりボーナスの厚さも魅力です。
FBSは業界でもトップクラスの3000倍レバレッジが使えるため、レバレッジの大きさがピックアップされます。
FBSで用意されている口座タイプは複数あり、口座タイプによって使えるレバレッジは変わりスプレッドも異なります。
FBSはハイレバレッジを使ったスキャルピングが人気ですが、ハイレバレッジが活きるのは、狭スプレッド×スキャルピング取引なので、FBSはスプレッドの広さが足を引っ張っている感じが否めません。
そこで今回は、FBSのスプレッドを口座別・通貨別・他業者と徹底比較しました。
もくじ
FBSのスプレッドの特徴
FBSはNDD方式を採用している業者ですが、口座タイプはSTP口座とECN口座の2タイプがあります。
その中で取引量や使えるレバレッジの違い、ボーナスの有無などで計5つの口座タイプが用意されています。
STP口座は取引手数料がかかりませんが、ECN口座は取引手数料が発生します。
「取引手数料がかからないSTP口座の方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、ECN口座はスプレッドが狭く、取引手数料を加味してもSTP口座より取引コストが小さい場合がほとんどです。
ECN口座は取引手数料の計算を別途しなければならないデメリットがありますが、取引コストを重視するトレーダーから人気があります。
STP口座に関しては取引コストがスプレッドのみとなるため、取引手数料を計算する手間がかかりません。
スプレッドは取引の中で回収できるコストなので、余計な手数料を支払いたくない!という人にはSTP口座がおすすめです。
ただし、FBSのゼロスプレッド口座は取引手数料がかかる口座ですが、STP口座になります。
スプレッドを0にし、取引手数料でコストを回収しています。
FBSの口座の種類は、
- スタンダード口座
- セント口座
- マイクロ口座
- ゼロスプレッド口座
- ECN口座
の5種類になります。
取引手数料無料口座のスプレッド
以下の表では、FBSにおける取引手数料無料タイプの平均スプレッドを比較しています。
通貨ペア | スタンダード口座 | セント口座 | マイクロ口座 |
USD/JPY | 2.0pips | 2.0pips | 3.0pips |
EUR/USD | 1.1pips | 1.1pips | 3.0pips |
EUR/JPY | 3.0pips | 3.0pips | 4.0pips |
GBP/USD | 3.0pips | 3.0pips | 3.0pips |
GBP/JPY | 4.0pips | 4.0pips | 7.0pips |
それぞれの口座のスペックの違いについても見ておきましょう。
項目 | スタンダード口座 | セント口座 | マイクロ口座 |
スプレッドタイプ | 変動 | 変動 | 固定 |
レバレッジ | 3000倍 | 1000倍 | 3000倍 |
注文可能ロット | 0.01から500ロット | 0.01から1000ロット | 0.01から500ロット |
スプレッド比較では、スタンダード口座とセント口座が同じです。
しかし、マイクロ口座に関しては他の口座タイプに比べて広めになっています。
マイクロ口座だけ広いのは、固定スプレッドを採用しているためです。
「スプレッドが狭いタイミングを狙って取引する」、「ハイレバレッジ&スキャルピングで利益を増やす」など、取引回数が多く平常時の取引をメインに行うトレーダーは変動スプレッドのスタンダード口座やセント口座がおすすめです。
一方、経済指標発表前後などレートが大きく動くタイミングを狙って取引するなら、スプレッドが変化しないマイクロ口座の利用をおすすめします。
取引手数料有料口座のスプレッド
以下の表では、FBSにおける取引手数料有料口座の平均スプレッドを比較しています。
ゼロスプレッド口座はすべてのスプレッドが0pipsになっている代わりに、取引手数料がかかる口座タイプになります。
ECN口座はスプレッド以外に0.6pipsの取引手数料が合算されます。
※()内は取引手数料を加味した実質スプレッド
通貨ペア | ゼロスプレッド口座 | ECN口座 |
USD/JPY | 0pips(2.0pips) | 0.3pips(0.9pips) |
EUR/USD | 0pips(2.0pips) | 0pips(0.6pips) |
EUR/JPY | 0pips(3.0pips) | 0.5pips(1.1pips) |
GBP/USD | 0pips(3.0pips) | 0.5pips(1.1pips) |
GBP/JPY | 0pips(8.0pips) | 1.1pips(1.7pips) |
それぞれの口座のスペックの違いについても見ておきましょう。
項目 | ゼロスプレッド口座 | ECN口座 |
スプレッドタイプ | 固定 | 変動 |
レバレッジ | 3000倍 | 500倍 |
注文可能ロット | 0.01から500ロットまで | 0.1から500ロットまで |
ゼロスプレッド口座は「スプレッド0」でお得感があるように思えますが、取引手数料がかなり高く設定されています。
取引手数料無料タイプのSTP口座と大差ありません。
しかし、スプレッドが0で固定されているため、広がる心配がないメリットがあります。
ECN口座に関しては、どの口座タイプよりも狭いです。
ただし、レバレッジが500倍に制限されることや、注文可能最小ロットが他の口座よりも高めに設定されるなどのデメリットもあります。
FBSのスプレッドが広がる時間帯とタイミング
FBSのスプレッドが広がるタイミングとして、
- 早朝
- 月曜の窓空け
- 経済指標発表前後
があります。
平常時 | 早朝 | 窓空け | 重要指標 | |
USD/JPY | 0.9pips | 10pips | 8.2pips | 1.8pips |
EUR/JPY | 1.1pips | 20pips | 15pips | 5.2pips |
GBP/JPY | 1.7pips | 20pips | 20pips | 12pips |
特に早朝のスプレッドが広がりやすいのが分かります。
ユーロ/円やポンド/円などは、平常時に比べて10~20倍もスプレッドが広がっています。
窓空けに関しては早朝に比べて広がり方は小さいですが、ポンド/円は早朝と同じくらい広がっています。
重要指標発表による広がり方は、早朝や窓空けに比べてかなり小さいです。
しかし、平常時に比べるとかなり広いと言えるでしょう。
早朝も窓空けも重要指標も事前にタイミングが分かるので、狭スプレッドで取引するならこれらのタイミングを避けて取引するのがおすすめです。
FBSのスプレッドが広い理由
FBSはユーロ/ドルこそスプレッドは狭いですが、それ以外の通貨ペアに関しては平均よりも広めです。
FBSのスプレッドが広いのは、プロモーションにかかるコストを回収するためです。
FBSは豪華な口座開設ボーナスや入金ボーナスを用意していますが、これらのボーナスにかかるコストもスプレッド頼りになります。
相場変動に弱い業者であり、安定して低スプレッドで取引したいトレーダーには物足りません。
極めて相場が安定している状態であれば、そこそこのスプレッドで取引できる業者です。
まとめ
FBSは3000倍レバレッジという驚異的なレバレッジが使える業者ですが、スプレッドは他の業者に比べて広めです。
同じようにハイレバレッジが使えて狭いスプレッドで取引するなら、海外FX業者のGEMFOREXがおすすめです。
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ちなみに、FBSは日本語サポートが不十分で、サイト上にも分かりにくい日本語が記載されている場合があります。
その点、GEMFOREXは経営陣に日本人も多くいることから、日本人が安心してFXを始められる環境です。
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