取引のコストを減らすためには、スプレッドが狭い業者を選ぶ必要があります。
また、平均スプレッドや最小スプレッドが狭くても、トレードするタイミングでスプレッドが広がっていては意味がありません。
取引する際は、リアルタイムスプレッドにも注目しましょう。
リアルタイムスプレッドは名前の通り、リアルタイムで提供されているスプレッドです。
今回はスプレッドのタイプや、リアルタイムスプレッドの見方、ポイントについて解説します。
もくじ
リアルタイムスプレッドとは?
リアルタイムスプレッドとは、海外FX業者から提供されている現在のレートから算出されるスプレッドです。
スプレッドは、買値と売値の差になります。
例えば、売値が1ドル105.555円、買値が1ドル105.559円だった場合、売り注文を入れても買い注文を入れても、注文した時点で0.004円の損失が発生しますが、この0.004円がスプレッドです。
海外FX業者の多くは原則固定スプレッドを導入しているため、通常はスプレッドが動きにくいですが、流動性やレートの動きに応じてスプレッドも変動します。
つまり、買値と売値の値幅が状況に応じて変化するわけです。
ここでは、リアルタイムスプレッドについて詳しく解説していきます。
リアルタイムスプレッドの計算方法
リアルタイムスプレッドは、取引したい通貨の買値と売値の差で計算ができます。
ただし、スプレッドはpips表示になるため、買値と売値の差を計算した後はpips変換しなければなりません。
それでは、リアルタイムスプレッドの計算方法とpips変換の方法を見てみましょう。
- 売値(BID)113.225円
- 買値(ASK)113.228円
この場合、買値と売値の差は0.003円になりますね。
Pipsと円には以下のような関係があります。
(円とpipsの関係)
1円 | 100pips |
0.1円 | 10pips |
0.01円 | 1pips |
0.001円 | 0.1pips |
上記の例だと買値と売値の差が0.003円になるため、スプレッドは0.003円=0.3pipsです。
完全固定スプレッドならリアルタイムスプレッドは変化しない
海外FX業者のスプレッドタイプは、
- 変動スプレッド
- 原則固定スプレッド
- 完全固定スプレッド
の3タイプがあります。
変動スプレッドは常にスプレッドが変化し、原則固定スプレッドは市場の動きに応じてスプレッドが変化しますが、完全固定スプレッドはどんな状態でもスプレッドが変化しません。
完全固定スプレッドならリアルタイムスプレッドも変化しないため、リアルタイムスプレッドを計算する必要はなく、いつも同じスプレッドで取引ができるので安心です。
しかし、完全固定スプレッドの海外FX業者は、平常時のスプレッドも変動スプレッドや原則固定スプレッドに比べて広めに設定されています。
完全固定スプレッドだと、レートの動きが大きくなった時にスプレッドを動かせないことで、海外FX業者が受ける損失が大きくなります。
そのため、通常時のスプレッドを広げて損失に備えているのです。
レートの動きが大きくなったタイミング(スプレッドが広がりやすいタイミング)のみ取引をするトレーダーにはメリットもありますが、そうでないトレーダーは市場が落ち着いている時でもスプレッドの負担が大きくなって損をします。
完全固定スプレッドを好むトレーダーが少ないこともあり、最近は完全固定スプレッドに対応する業者が減っています。
リアルタイムスプレッドが変化しないからと言って、完全固定スプレッドを選ぶメリットはありません。
4つのスプレッド表示を覚えておこう
海外FXでは、リアルタイムスプレッド以外にもさまざまなスプレッドの表示があります。
覚えておきたいスプレッドの表示方法は、最小スプレッド、最大スプレッド、平均スプレッド、そしてリアルタイムスプレッドの4つです。
それぞれの違いを覚えておきましょう。
最小スプレッド | 一定期間でもっとも狭くなったスプレッド |
最大スプレッド | 一定期間でもっとも広くなったスプレッド |
平均スプレッド | 一定期間の平均スプレッド |
リアルタイムスプレッド | 現在のスプレッド |
海外FX業者の公式サイトにもスプレッドは表示されていますが、だいたい「最小スプレッド」か「平均スプレッド」です。
最小スプレッドを表示するのは、スプレッドが狭い業者と印象付けるのが目的です。
スプレッドの狭さで海外FX業者を選ぶ人は多く、最小スプレッドはスプレッドの狭さをアピールするのにベストな方法と言えます。
しかし、最小スプレッドで海外FX業者を選ぶのはあまり意味がありません。
最小スプレッドは一定期間内でもっとも狭くなったスプレッドであり、たった1秒間の狭くなったスプレッドでも最小スプレッドとしてカウントされてしまいます。
スキャルピングでは平均スプレッドとリアルタイムスプレッドの比較が重要
海外FXは、レバレッジに規制がかかる国内FXに比べ、短い時間で何度もハイレバレッジ取引を行なって小さな値動きを積み上げるスキャルピングが主流です。
スキャルピング取引は、1回の利幅が1pips~10pipsくらいになるため、スプレッドが広いと効率的に利益を積み上げることができません。
そのため、スキャルピング取引を行なう場合は、スプレッドが狭くなっているタイミングに取引をするのがベストです。
スプレッドが狭くなっているタイミングを把握するためにも、平均スプレッドを知っておく必要があります。
例えば、ドル円の通貨ペアにおける平均スプレッドが1.3pipsだった場合、リアルタイムスプレッドが1.0pipsであれば、スプレッドが狭くなっているタイミングになります。
同じ条件でリアルタイムスプレッドが1.6pipsだとすると、スプレッドが広がっているタイミングです。
平均スプレッドよりスプレッドが広がっている状態は、市場の動きが活発になってレートが飛びやすくなっているとも言えます。
リアルタイムスプレッドが狭いおすすめの海外FX業者GEMFOREX
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リアルタイムスプレッドなら、平均スプレッドよりもさらに狭いスプレッドでトレードできる場合もあります。
スキャルピングも歓迎している業者で、使えるレバレッジも業界最高水準の1000倍です。
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