海外FXでスプレッドを重視するトレーダーの中には、スキャルピング取引をメインに行っているトレーダーが多くいます。
スキャルピングを専門的に行っているトレーダーは「スキャルパー」と呼ばれていますが、ハイレバレッジが使える海外FXはスキャルピングにぴったりの環境です。
なぜ、スキャルピングにスプレッドの狭さが重要なのでしょうか。
そもそも、スキャルピングにはどんなメリットがあるのでしょうか?
今回はスキャルピングでスプレッドが重視される理由や、スキャルピングのメリットや注意点、スキャルピングに適したおすすめの海外FX業者を紹介します。
Contents
スキャルピングとは?
スキャルピングは、海外FXにおける代表的な取引手段の1つです。
スキャルピングの由来は「インディアンが頭の皮を剥ぐ」から来ていますが、薄い利益をどんどん取っていく取引スタイルに由来しています。
スキャルピングはポジションの保有時間が数秒~数十分とかなり短く、1回あたりに狙う利幅も数pipsから数十pipsと狭いのが特長です。
ちなみに、海外FXの代表的な取引手段は全部で4つほどありますが、ポジションの保有時間によって以下のように名称が変わります。
取引手段 | ポジションの保有時間 | 狙う利幅 |
スキャルピング | 数秒~数十分 | 1pips~30pips |
デイトレード | 数時間~1日 | 30pips~100pips |
スイングトレード | 数日~数週間 | 100pips~200pips |
ポジショントレード | 数カ月~数年 | 200pips~1000pips |
国内FXはスキャルピング禁止の業者が多いため、デイトレード・スイングトレードなどが主流です。
スキャルピングは1日に何回もポジションを保有し、数十・数百回以上のエントリーをする場合もあります。
スキャルピングはスプレッドの狭さが重要
スキャルピングメインでトレードをするなら、スプレッドの狭さが重要になります。
スプレッドは取引ごとにかかる取引コストの1つですが、同じ通貨ペアでも業者によってスプレッドは異なります。
スキャルピングメインの取引をすると、1日の取引回数は数十・数百回になりますが、取引回数に応じてスプレッドも多くかかってしまいます。
それでは、スプレッドと取引コストの関係について以下の条件で見てみましょう。
- 1ドル100円
- 10万取引量
- 海外FX業者Aのスプレッド:0.3pips
- 海外FX業者Bのスプレッド:0.5pips
- 取引回数100回
1回の取引 | 100回の取引 | |
海外FX業者A | 0.3pips=300円 | 30pips=30000円 |
海外FX業者B | 0.5pips=500円 | 50pips=50000円 |
1回の取引における海外FX業者Aと海外FX業者Bのコストは200円と大差はありませんが、100回の取引になると2万円の差が生じています。
たった0.1pipsのスプレッドの違いであっても、取引回数が多いスキャルピングだと取引コストに大きな差が生じてしまうのです。
FX取引では注文した時点でスプレッドの損失が含み損になっています。
利益を出すためには、スプレッド分の含み損を解消しなければなりません。
また、スプレッドが狭いほど、スプレッドを回収するために必要な値幅は小さくなるため、より少ない値動きでスプレッドの損失を回収できます。
スキャルピングのメリット
スキャルピングの大きな特長は、他の取引手法と比べてポジションの保有時間が短いことです。
ポジションの保有時間が少ないことで、為替変動に強くロスカットのリスクが小さいメリットがあります。
小さな値幅を狙うため、ハイレバレッジとの相性も抜群です。
ここでは、スキャルピングのメリットを解説します。
ロスカットのリスクが小さい
スキャルピングのメリットは、ロスカットが起こりにくいことです。
ロスカットは証拠金が証拠金維持率を下回ると発動されるシステムですが、ロスカットが執行されるとトレーダーの意思に関係なくポジションが決済されてしまいます。
スキャルピングでロスカットが起こりにくいのは、1回あたりの取引で発生する利益や損失が数pipsとかなり小さいためです。
スキャルピングは損切りラインを設定するのが基本ですが、損切りラインは利幅の2分の1程度に設定します。
例えば、「スキャルピングで10pipsの利益を狙うなら、損切りラインは-5pips」です。
この程度の損切りであれば、大規模なスリッページでもない限り、ロスカットにかかることはほとんどありません。
為替変動に強い
FXの大きなリスクと言われているのが、「為替変動」です。
過去の値動きの推移を見ると定期的に大きな為替変動が発生しており、「リーマンショック」や「アベノミクス」、「ギリシャ危機」が発生した際には、一気に数百~数千pipsの値動きが起こっています。
安定して利益を出し続けていたトレーダーの中には、これらの為替変動時にポジションを持っていたことで一気に資金がマイナスになってしまったトレーダーもいます。
為替変動で大きな損失を出すのは、ポジションを長期保有しているトレーダーが大半です。
スキャルピングのようにポジションの保有時間が短い取引手法であれば、為替変動が起こっても大きな損失が生じにくいメリットがあります。
見方を変えれば、トレンドに左右されることなく取引できるのもスキャルピングのメリットです。
ハイレバレッジとの相性が良い
スキャルピング取引は、1回あたりに狙う値幅が小さいため、1回の取引で得られる利益も少なくなります。
この弱点をカバーするのが、海外FXのハイレバレッジです。
1回あたりの値幅が小さくても、レバレッジを使ってポジションを大きくすれば、同じ値幅でも利益は大きくなります。
それでは、以下を条件にレバレッジと取引量、値幅の関係を見てみましょう。
- 1ドル100円
- 10万円の資金で取引スタート
レバレッジ | 値幅 | 取引量 | 利益 |
レバレッジ1倍 | 1pips | 1000通貨 | 10円 |
レバレッジ100倍 | 1pips | 1万通貨 | 100円 |
レバレッジ1000倍 | 1pips | 10万通貨 | 1000円 |
このように、同じ値幅でもレバレッジを使うと利益が大きくなっているのが分かります。
使えるレバレッジの上限は業者によって異なるので、スキャルピングトレードをするなら、レバレッジは大きな業者を選びましょう。
スキャルピングの注意点
スキャルピングはポジションの保有時間が短く、トレンドに沿った取引も基本的にしません。
そのため、他の取引スタイルに比べると、ややギャンブル的な要素があります。
また、スキャルピングはスプレッドが狭くても約定力が低いと、かえって取引コストは多くなる場合もあるので注意が必要です。
業者選びにおいては、スキャルピングが禁止の業者もあるので注意しましょう。
ここでは、それぞれの注意点を詳しく解説します。
約定力の大きさに左右される
スキャルピングはスプレッドが狭くても、約定力が低いと取引コストは多くなります。
約定力は約定率が判断基準の1つになりますが、約定率は注文通りに約定する確率です。
例えば、約定率が95%なら100回の注文のうち、5回は注文通りに約定しないことを意味します。
特に厄介なのが、注文とは違うレートで約定するスリッページです。
スリッページが発生すると取引1回あたり数pipsの損失が生じ、スプレッドが狭くてもスリッページの損失が大きくなることで、トータルコストが膨らんでしまいます。
海外FX業者を選ぶ場合は、約定率が高い業者を選ぶことが大事です。
約定率は業者によって異なりますが、99%越えの約定率を実現している業者を1つの目安にしましょう。
ギャンブル的な要素がある
スキャルピングはトレンドに沿った取引を行なわず、ポジションの保有時間も短いため、ギャンブルだと思っている人もいます。
何の計画もなく、闇雲にエントリーしてスキャルピングするなら、それはギャンプル的な取引と言えるでしょう。
しかし、スキャルピングで安定した利益を出しているトレーダーは、「エントリー」、「エグジット」、「ロスカット」などのルールを決め、ルールに沿った取引をしています。
また、テクニカル分析では短い時間足を使って、目先の値動きの予想を行うことも可能です。
テクニカル分析でリスクを軽減してエントリーできる時点で、一か八かのギャンブルとはまったく違ったものになります。
スキャルピングがギャンブルにならないためにも、ルール決めや相場分析をしっかり行いましょう。
スキャルピング禁止の業者がある
“海外FX=スキャルピング”のイメージを持つ人は多いですが、スキャルピングを禁止にしている海外FX業者は意外と多くあります。
スキャルピングはサーバーに負荷をかけるためで、システムダウンのリスクなどから禁止にしています。
スキャルピング禁止の業者でスキャルピングをすると、「口座凍結」や「出金拒否」などの重たいペナルティを受ける場合もあるので注意が必要です。
スキャルピングの可否は、海外FX業者の取引規約に記載されていますが、まったく記載がない業者は禁止の可能性もあるので気を付けましょう。
スプレッドが狭くスキャルピングにおすすめの海外FX業者
スプレッドが狭くスキャルピングにおすすめの海外FX業者にGEMFOREXがあります。
GEMFOREXの主要通貨ペアの平均スプレッドは以下の通りです。
STP口座 | ECN口座 | |
ドル円 | 1.2pips | 0.3pips |
ユーロ円 | 1.4pips | 0.5pips |
オーストラリア円 | 1.6pips | 0.6pips |
ユーロドル | 1.2pips | 0.3pips |
このように、STP口座・ECN口座ともに業界内でもトップクラスの低スプレッドを実現しています。
さらに、GEMFOREXで使えるレバレッジは1000倍と高く、ロスカットの水準となる証拠金維持率も20%以下とロスカットしにくいのも安心です。
ゼロカットシステムがあるので、もしもの場合も借金を抱えることはありません。
スキャルピングにも寛容的な業者で、約定率も99%以上を実現しています。
スリッページの発生が少なく、低スプレッド×ハイレバレッジで効率的に利益を増やせます。
他にも、スキャルピングができる無料EAの配布や、自動売買取引をするために必要なVPSの無料配布もあります。
狭いスプレッド・高い約定率・ハイレバレッジの条件が整う業者は少ないですが、GEMFOREXはスキャルピングに最適な条件が整っています。
日本人向けのサポートも充実しているので、初めて海外FXでスキャルピングに挑戦する人も安心です。
20,000円ボーナスがもらえてスプレッドが狭いGEMFOREXがおすすめ

最大レバレッジ | ロスカット水準 | ゼロカット | 約定率 |
1000倍 | 50% | 〇 | 99.79% |
最低取引枚数 | ドル円スプレッド | 手数料 | 日本語サポート |
1,000通貨 | 1.2pips | 無料 | 24時間 |
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